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2025/04/23 19:02

ハイテク株の投資信託の魅力とは?人気の理由と将来性を徹底分析!【前編】

近年、半導体・AI(人工知能)・クラウド・電気自動車(EV)・5Gといった分野の成長が続く中、株式市場ではハイテク株が注目を集め、ハイテク株を組み入れた投資信託への関心も高まっています。

本記事の前編では、ハイテク株の定義やハイテク株の人気について詳しく解説します。

 

ハイテク株とは?定義と主な業種

 

ハイテク株の定義

 

ハイテク株(ハイテクノロジー株)とは、高度な最先端技術を活用し、急成長が期待される企業の株式を指します。


ハイテク企業 代表例

 

ハイテク株が人気な理由

 

デジタル化の加速

 

コロナ禍をきっかけにリモートワークやオンラインサービスが普及し、クラウドやAI技術の需要が急増しました。そのため消費者行動のデジタル化や企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、IT関連や半導体企業の需要が拡大しています。

 

長期的な成長性が期待できる

 

ハイテク企業は、競争力を維持するために新しい技術や商品を開発し常にイノベーションを追求しており、市場に導入することで成長を続けています。また生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)の爆発的な普及により、AIの計算処理を支える高性能GPUの需要も急増中です。

 

収益性が高い企業が多い

 

ソフトウェア企業は、物理的な生産コストが低いため利益率が高くなりやすいことと、サブスクなどの高い利益率を維持しやすく、安定収益を確保できるビジネスモデルを持っています。(例: Microsoft、Google)

 

高パフォーマンスと投資の魅力

 

米国株を代表するS&P500指数などの世界株と比較しても、ハイテク株のパフォーマンスが良好なことなどが挙げられます。

アメリカでは、CHIPS法(半導体産業支援)やインフラ投資によってハイテク企業が恩恵を受けていることもあり、投資ポートフォリオを多様化する際のリスク分散の一環として、ハイテク株を加えることは有益な選択肢と言えるでしょう。

 

EV・自動運転技術の成長

 

EV(電気自動車)市場の拡大により、車載半導体や電池技術への投資が急増しています。TeslaやBYDをはじめとするEVメーカーは、より高性能でエネルギー効率の高い電池の開発を進めると同時に、車両の電子制御システムを強化するための半導体需要を拡大。

さらに、自動運転技術の発展も加速しており、WaymoやTeslaなどの企業が、完全自動運転(レベル4・5)の実現に向けた研究開発を推進しています。

 

ハイテク株投資信託とは?

 

個別株と投資信託の違い

 

個別株投資:特定のハイテク企業の株式を直接購入する投資方法です。たとえば「AI関連だけに投資したい」「半導体企業だけに投資したい」といった戦略が可能で、成長性の高い企業に投資すれば、大きな値上がり益を期待できます。

しかしハイテク株はボラティリティ(価格変動)が大きく、短期間で大きく上昇・下落することがあることや、個別企業の業績悪化や経営不振によって、株価が大きく下落するリスクがともないます。

投資信託(ファンド):複数のハイテク企業の株をまとめて運用する金融商品のことです。ファンドマネージャー(プロの投資家)が企業分析や銘柄選定を行い運用するため、初心者でも簡単に分散投資できるところや、1つの投資信託を買うだけで複数のハイテク企業に分散投資できるため、自分で銘柄を選ぶ手間が省けます。

 

ハイテク株を含む代表的な投資信託

 

・iFreeNEXT FANG+インデックス:NVIDIA, Netflix, Broadcom, Snowflake, Amazon, Alphabetなど代表的な米国のIT企業10銘柄へ分散投資できます。

新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠どちらも対象となっています。

 

・iFreeNEXT NASDAQ100インデックス:米国に上場するハイテク銘柄が多く含まれるNASDAQ100指数に連動する投資信託で、100銘柄と幅広いため長期で保有するなら有力な選択肢といえるでしょう。

 

まとめ

 

本記事ではハイテク株の定義や人気の理由、ハイテク株の投資信託について解説しました。

デジタル化や技術革新が進む中、ハイテク株は長期的に高い成長が期待されています。

投資信託を活用することで分散投資が可能になり、リスクを抑えつつ成長市場に投資できるでしょう。

次回の後編では、ハイテク株の将来性や投資信託の選び方、リスク管理について詳しく解説します!

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