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makeA事務局
2023/08/18 09:39

代表的な資産運用8種類の仕組みや方法を解説

高齢化社会の加速化により、「老後生活のためには公的年金のほかに自己資金をしっかりと準備しておきたい」と考えている人は多いでしょう。

働き盛りの間には結婚や子育てなどでさまざまな資金もかかるうえに、老後資金の準備もしていかなければならないのは、どんな人にとっても大変な時代に突入しているといえます。

不動産投資以外の資産運用の方法をピックアップしました。ご参考になさってみてください。

銀行預金・外貨預金

  • 手間がかからない
  • 銀行が破綻した場合でも預金保険制度により元本1,000万円+利息等は保護される(外貨預金を除く)

銀行預金や外貨預金は、口座にお金を預けておくだけで金利がつくという資産運用方法です。超低金利時代の現在は金利が0.001など非常に低い状態が続いていますので、長期に運用しても大きなリターンは望めません。
50万円、100万円などある程度まとまった資金があり、すぐに使う予定がない人におすすめです。

株式投資

  • 大きなリターンにつながるチャンスあり
  • 配当金のほか株主優待を受けられる

株式投資では、企業の発行する株式を購入し維持することで配当金や株主優待を得たり、安く購入した株式を高く売却したりして売却益を得ます。株価は日々動きますので、タイミングによっては大きなリターンを得られますが、ときには損をするリスクもあります
専門的な知識が必要なため、勉強が苦にならない人、自己資金に余裕のある人におすすめの資産運用方法です。株式投資は証券会社で口座を開設すると始められます。

投資信託

  • 少額(約1万円)の自己資金で始められる
  • 複数の銘柄に分散投資が可能なため、リスクが少ない

投資信託(ファンド)は、複数の投資家から募った資金を専門家が運用してくれるという資産運用方法です。デメリットは1年間換金できない、ファンドの購入時や報酬などで手数料がかかるという点です。自己資金が少ない人、投資の初心者におすすめの方法といえます。始めるには、証券会社に口座を開設しましょう。

ETF(上場投資信託)

  • 少額から始められる
  • 24時間取引可能
  • 通常の株式のように時価で売買可

ETFも投資信託の1つです。
投資先は金融商品取引所に上場されている投資信託に限られているのが特徴です。
専門家が運用してくれるので、初心者でも挑戦しやすいですが、取引時などに手数料がかかることに注意しましょう。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

  • 掛金の支払年や運用中、受取時にも税制優遇が受けられる
  • リスク分散されている運用商品が多い

iDeCoは、公的年金や企業年金のほかに個人で掛ける年金です。
税制優遇を受けられる反面、年金ということで60歳までは引き出し不可、運用商品によっては元本割れリスクあり、などのデメリットがあります。総合的に見ると、運用失敗のリスクを下げたい人、長期的に運用して老後の資金作りをしていきたい人におすすめです。iDeCoは証券会社で専用の口座開設をすると始められます。

債券投資(個人向け国債・社債)

  • 償還(満期)まで保有していれば元本保証あり
  • 利回りが比較的安定している
  • 国や地方の公共団体が発行しているため安心

国や地方の公共団体に一定期間お金を貸し、利息とともに返却されるという資産運用方法です。
多くのメリットはありますが、償還期間前に売却した場合には元本割れとなる場合もあります。
また、換金するまで1年はかかるという点も覚えておいてください。

リターンはそれほど大きくなくても、元本保証がある方法を希望する人におすすめです。
国債は証券会社・銀行・郵便局などの金融機関で購入できます。

ソーシャルレンディング

  • 利回りの比較的良いものが多い
  • 少額(約1万円)での投資が可能
  • 元本保全率が高い
  • 価格変動がない
  • 管理の手間がかからない

ソーシャルレンディングは、お金を借りたい企業・人と貸したい人を結びつけるソーシャルレンディング会社が提供している投資サービスです。メリットは多いですが、貸し倒れのリスクはゼロではありません。また、キャンセルがしにくいという注意点もあります。
余剰資産を少額から投資してみたいという人におすすめの資産運用方法です。
興味がある場合はソーシャルレンディング事業者を選ぶところから始めましょう。
口座開設・ファンドの決定・入金で始められます。

金投資

  • 有限の鉱物のため価値がゼロになることはない
  • 株式や国債が暴落した際のリスクヘッジになる

金投資で得られるのは売買差益です。
金の価格は株式や国債などと逆の動きをするため、世界情勢の悪化時には頼りになる資産だといえるでしょう。デメリットとしては盗難リスク、価格変動の予想が難しいという点があり、長期的にリスクヘッジのある投資を行いたい人に向いています。
金投資には純金積立・金貨・金ETF・金投資信託などがあり、それぞれ宝飾店・地金商・金属メーカー・証券会社・銀行などで投資の手続きができます。

まとめ

資産運用を成功させるには、リスクをできるだけ抑えるために分散投資をすることが良いと言われています。
どの商品に分散投資をするか、またその割合を決める際には「ポートフォリオ」の作成が役立ちます。特にポートフォリオを作ることで自分の投資の種類を全体的に把握できるのでおすすめです。

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