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2024/08/01 19:17

首都圏の賃貸事情を徹底解説!分譲マンションの最新賃料動向

首都圏の不動産市場は常に注目されていますが、特に分譲マンションは便利な場所に位置していることが多く、設備も充実しているため関心の高い市場です。

2024年7月に不動産専門のデータ会社(株)東京カンテイが首都圏における分譲マンションの賃料が8か月連続で上昇したというデータを公表しました。

首都圏の分譲マンションの賃料上昇の現状を詳しくお伝えします。

 

首都圏の分譲マンション賃料上昇の現状
 

(株)東京カンテイのデータによると2024年6月の分譲マンションの賃料は、東京23区で前月比+0.7%の4,336円/㎡上昇し、直近1年間の最高値を更新しました。 

引用元:アットホーム株式会社および三井住友トラスト基礎研究所 2023年第1四半期の「マンション賃料インデックス」

首都圏の分譲マンション賃料は、特に東京23区内が安定して上昇を続けていることがデータから読み取れます。

ではなぜ首都圏の分譲マンションは賃料の上昇傾向にあるのでしょうか?


【首都圏】分譲マンションの賃料が上昇傾向の要因

 

要因といたしまして、大きく4つ考察されます。

(1)需要の増加

首都圏は経済活動の中心地であり、多くの企業が集まっています。このため転勤や転職などで首都圏に移り住む場合が多く、賃貸物件の需要が高まっています。

(2)供給の制限

新規の分譲マンションの供給が、土地の確保や手続きの複雑化などの様々な理由で限られているため、既存の物件の価値が相対的に高くなっています。

(3)物価の上昇

建設コストや、土地の価格の上昇が賃料の上昇に影響しています。

(4)東京23区の人口転入超過数がコロナ禍前とほぼ同等まで回復

コロナが落ち着き首都圏に人が戻ってきたことで賃貸不動産の需要が高騰。特に入居者の入れ替えが多かったシングル世帯で、賃料上昇傾向が顕著にみられました。

出典:2024年 総務省「人口推計」

東京23区以外だと横浜市や、さいたま市などの主要エリアが上昇傾向です。
今後もトラスティーパートナーズは、お客様にとって有益な情報になるよう不動産の動向を注視してまいります。

分譲マンションの賃料は、地域や物件の条件によって大きく異なります。不動産投資は賃料のトレンドや地域ごとの相場を把握し、物件を選ぶことが求められます。

首都圏の分譲マンション賃料の上昇は、不動産投資にとって収益性の向上や安定した需要などのメリットをもたらしますが、一方で初期投資コストの増加や賃貸市場の競争激化、規制のリスクなどのデメリットも伴います。

適切な物件選びと長期的な運用計画が求められますので、新たに物件のご購入をお考えの場合は是非トラスティーパートナーズへお声掛けください。

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